SS1



『好きだよ?』

耳を疑った

『僕スタンのことが好きだよ』

親友のまさかの告白に驚きを隠せなかった 

「ケニー・・・オレは・・・」

どう返事を返すべきか戸惑った

『ぷッ、アハハハ!!!!』

突然の笑いだしに更に混乱した

『あのさ、今日四月一日だよ』


頭の中を整理してみた
あ・・・

「おまえさー」

ため息をついた
困ったときに目頭を摘むクセも出た

今日はエイプリルフール


嘘をつくのも良し
イタズラをするのも良しな日


ん・・・てことは

「ケニーオレのこと実は嫌いなの?」
『は?』

「だってオレのこと好きって言ったからその反対は嫌いじゃん」


ケニーは違うと言いながら
悲しい顔をしたが、少したったら赤くなって 

『スタン、ああそうだよ僕は君のことが
他の誰よりも嫌いだよ』

怒ったような顔じゃなく
今にも泣きそうな優しい笑顔で言ってきた

「ケニー?」

『じゃあ、また後で』

なんでいきなりオレのこと嫌いて言ってきたのも気になったが

彼の表情が一番気になった


よくよくと考えてみたら
その言葉の意味を理解し
自分の顔が熱くなるのを感じた

「ケニーの野郎・・・」

[ああそうだよ、僕は君のことが
他の誰よりも好きだよ]


明日になったら
また素直に告白して